アルコール依存症の症状とは?アルコール依存症は自覚症状がない人がほとんど

世の中にはギャンブルや薬物など様々な依存症がありますが、その中でも最近多くなってきているのがアルコール依存症です。実際に私の母親がアルコール依存症になっていた時期もあり、いつ自分の周りの人がアルコール依存症になってもおかしくない程アルコール依存症は身近な存在になっています。今回は、私の母親のアルコール依存症の症状やその他実例などアルコール依存症はどんなものなのか?をまとめてみました(‘ω’)

アルコール依存症とは?

アルコール依存症の人は薬物と同じでアルコールを飲酒することによって精神的・身体的に落ち着く人の事です。依存度が高くなればなるほど自制心が効かなくなり、毎日毎日お酒を飲酒してしまいます。気持ち的には「お酒を飲みたい!」という気持ちや「飲まないと落ち着かない!」といった症状になります。アルコール依存症がひどくなるにつれて日常生活や身体的にも支障をきたすようになります(‘ω’)

さまざまなタイプに分かれるアルコール依存症

アルコール依存症の人は「飲酒しているとき」と「お酒が切れたとき」の大きく分けて2つの場面で症状が現れます。

飲酒している時の症状(飲酒渇望)

まずは、飲酒している時の症状です。アルコール依存症の方は強い飲酒渇望にさいなまれ、飲酒しないと落ち着かなったり、隠れてでも飲酒しようとします。いざ飲酒するとお酒の強さにもよりますが、

me
・ろれつが回らなくなる
・自分で自制が無いため、飲めるだけお酒を飲む
・ふらふらしだす
・情緒不安定になり、泣き出したりずっと喋ったりする
・自分では飲酒した時の記憶があまりないことが多い
などの症状があります。依存度が進むにつれて、休日・平日関係なくお酒を大量に飲むようになります。

お酒が切れた時の症状(離脱症状)

次に離脱症状についてです。離脱症状は禁断症状ともいわれ薬物と同じでお酒が体内からアルコールの濃度が減っていくと自律神経と精神面に症状が現れるようになります。アルコール依存度にもよりますが、

軽~中度
自律神経症状:手の震え・寒気・高血圧・下痢・発汗など

精神症状:うつ状態・イライラする・不安になる・睡眠障害など

重度
薬物と同じような幻覚・幻聴・けいれんなど
上記のような症状がアルコール依存症の方の特徴として挙げられます。これによって自分だけでなく周りの人にも迷惑をかけてしまします。また、アルコール依存症の方は自覚症状がない方が多いです。また、周りから「アルコール依存症だから病院行ったら?」と言われても自分では自覚症状がないので認めたくない方も多いのが特徴です。

アルコール依存症になるまでの経緯とは?

私の母親の場合ですが、もともとお酒はたしなむ程度だったのですが、父親の浮気が原因でうつ状態になりそこからお酒を飲むようになり、アルコール依存症になりました。アルコール依存症になる方は、仕事やプライベートなどで、何か自分の心理的にストレスを抱えてしまってお酒に走り、アルコール依存症になる方がほとんどです。心理的ストレス以外にも、もともとお酒が好きな方で毎日飲んでいて、飲酒することがクセになってしまい、気づかないうちにアルコール依存症になる方もいます。

アルコール依存症だと思った行動や言動って?

もともと外ではお酒を飲むことはあっても家ではあまりお酒を飲まなかったのですが、うつ状態になったのと同時に家でもお酒を飲むようになりました( ;∀;)で、私の母親の場合お酒を飲むと

me
・喋り口調が違うのが分かる
・ひたすら喋ってる
・歩くときふらふらする
暴力的になる方も中にはいますが、私の母親の場合は上記のような感じでした。母親本人は自覚症状がないのですが、家族の私たちから見て明らか、「あ、またお酒飲んでるよね」と分かります。仕事で疲れて帰ってくると家がこんな状態( ;∀;)こちらからすれば本当にストレスでした(*_*)

お酒を飲むなと言っても飲んだり、嘘をつくようになる

あまりにも家でこんな感じだとストレスなので、「もうお酒を飲むの辞めたら?」とか言っても「あと1杯!1杯だけだから!」と言って飲み続ける。それが続く毎日でした。最終的に「お酒をのむな!」と言っても飲む。明らか私達が外出している時に飲んだのが言動や行動で分かるのに「飲んでいない」と嘘をついたり、とにかく毎日毎日お酒を飲んでいました。

日常生活にも支障をきたすようになる

だんだん飲酒の仕方がひどくなってきたと同時に仕事も休みがちになりました。仕事を体調不良で休んでるのに家ではお酒を飲んでいました。もう関係ないサイドからしたら最悪ですよね( ;∀;)で、ある時にお酒が原因で肝臓に胆石ができ、入院することになりました( ;∀;)私からしたら「これで入院している間、家が静かになる!」という気持ちと「母親が入院したことによって退院したらお酒を卒業してくれるかな?」という気持ちでした。

退院したその日からまたお酒を飲むように・・・

私たち家族は母親が退院したら誰しも「もう、お酒は控えるようになるだろう」という気でしたが、まさかの母親は退院したその日に「1杯だけだから!ほんとに!」と言ってお酒を飲み始めたのです。入院してもやっぱりアルコール依存症は抜けてなかったのです。アルコール依存症は本当に薬物依存症と同じだなと思いました。

少しずつマシにはなってきてるが、完治まではまだかかりそう

今でもお酒はまだ飲んでいますが、精神的な面で以前に比べ安定してきたこともあり、飲酒の量はかなり減ってきています。ですが、いつひどくなるのか分からない状況ですのでなんとも言えないのが現状です(*_*)薬物と同じでお酒は完全に辞めるまでには相当な時間がかかると思います。

まとめ

アルコール依存症は本人だけでなく、周りの人にも害を与えるので本当に薬物と一緒です。薬物は犯罪ですが、アルコールは20歳以上なら犯罪ではないので、やめにくいというのが現状です。コンビニへ行けば24時間買う事が出来ます。また、値段も缶なら1本数百円で買う事が可能です。気軽に手が出るので、自覚症状がないままアルコール依存症になっている方が本当に多いのです。飲酒をすることは悪いとは言いませんが、頻度・1回の飲酒量など気にしながら楽しく飲酒する程度にしましょうね(‘ω’)依存症になってなくても、アルコールの摂取のし過ぎは体にもよくないので、お酒以外にストレス解消法などを見つけるのをオススメします(‘ω’)

こちらの記事もオススメ(‘ω’)
うつ病とはどんな病気なのか?その1
うつ病とはどんな病気なのか?その2
うつ病とはどんな病気なのか?その3